2010年12月1日水曜日

ぬばたま


ぬばたまの黒髪濡れて沫雪の 降るにや来ますここだ恋ふれば(16・3805)

漆黒の黒髪も濡らして淡雪が降っているのにいらしたのでしょうか。私がこれほどまでにお慕いしていましたので

ぬばたま、ヒオウギの種子。直径5ミリの黒い種子で黒や夜の枕詞としてつかわれることが多い
ヌバタマの黒髪、綺麗に櫛でとかれた漆黒の女性の髪

人を思うということは暑さ寒さは関係ないようである、雪が降ろうが豪雨であろうが支障とならないようですが深草少将は風邪には勝てなかった100日の間妙齢の美人の所に通えば心を許しましょうと言われ通い続けること99日100日目に風邪をひき高熱のため寝込み通えなかった、100日の恋は成就しなかったそうである。
99日何事もなく経過したのに最後の1日彼に災いが起こった彼女はなぜ彼のもとに行かなかったのか、山科から伏見までそれほど遠くない、思いやりと愛があればもっと良い話に発展していたのでは!!

栄福堂という和菓子屋さんの焼き菓子に「想いやり」という饅頭があり形がハートで甘みはおさえめで、甘いのが苦手な方にもいいと思う、1つから買えお値段も手ごろでした。包み紙は千代紙風で食べながら折り鶴を折ってみて楽しむ方法もある。おやつにはちょうどいい大きさだが彼氏と彼女が食べるなら半分づつでもOKである。

バレンタインデーやホワイトデーにどうでしょうか彼も彼女も心に残るお菓子になる