2010年9月21日火曜日


ま葛延ふ 夏野の繁く かく恋ひば まこと我が命 常ならめやも(10・1985)
まくずはふ なつののしげく かくこひば まことわがいのち つねならやめも

葛が旺盛に這い広がる夏野のように、こんなにあなたを恋していたら、ほんとうに私の命はいつまでもつだろうか

葛、生薬名は葛根(かつこん)山野のみならず日本全国いたるところに自生しており栽培する際は芽出し直前に古い根を掘り出し庭先などに植える。夏に紫色の花が咲く、秋に根を採取し発熱や解熱薬として使用した、風邪薬としてだけでなく口の渇きや吐き気にも効果があるそうで、抹茶やユズ味の葛湯などが売られているのでこれから寒くなった時には風邪の予防のため常備されてはどうだろうか。薬としてでなく寒い日のおやつにも最適である。

葛の新芽や若葉は塩茹でをして和えものにしたり塩漬けやぬか漬けあるいはみそ漬けにして保存すると油いためなどにしていつでも食べられる、また、てんぷらにしてもよく、花は三杯酢にしたりみそ汁などの実にもいい。根から取れた葛粉は葛饅頭や羊羹等のお菓子や料理に使われるほか昔は葛の繊維で葛布が作られていたが現在は特別な儀式や行事用に作られているだけである、葛布は麻よりも光沢があり丈夫であるそうです、化学繊維を作る技術とバイオテクノロジーで同じようなものを安価に作ることができないものかと思ってみたりもしますが自然の繊維の優しさは科学に力ではきないのかもしれません。

ケーキなどには葛はあまり使われていないようで和菓子に葛を使うことを見つけた日本人はたいしたもの。葛、寒天、凍み豆腐は日本の食の文化である。 
 今日は空海、弘法大師の祥月命日でそして明日は中秋の名月、葛の話ではないですが毎月20日21日22日の3日だけ東寺に納めるお菓子が西本願寺の南西角の笹屋伊織の店頭に並ぶ「どら焼き」これは世間で言うどら焼きと少し異なる、丸い筒状の外郎を蒸したようなものの中に小豆餡がある筒状のお菓子。竹の皮でつつんで販売しえいる、以前、饅頭や今川焼などどこにでもあるような名前のお菓子を土産にすると「どにでもある饅頭」という常識のない人にこの笹屋伊織の「どら焼き」を土産として渡し何かと尋ねたので「どら焼き」と答えると「フンどら焼き」と鼻であしらうように馬鹿にされたことがあります、このお菓子は東寺で修業をする僧侶が脚気等にならないように何か良いものはないかと作られ、弘法大師の祥月命日に東寺に納められたもので前後3日だけ販売される1日や10日あるいは24日に求めても店頭にはない、遠方からこのお店に行かなければ買えないものをたまたま販売している日に店頭で見かけて購入したものと知らず「フン」とあしらわれると相当気分が悪くなる、お菓子についての知識がなくても何かほかに言いようがあると思う、お菓子を土産にした時の愚痴はたくさんありますがそれについてはまたいつか、明日は白玉のお団子があう日です、私の母はよく白玉のお団子を作ってくれたものです、私が妹達は風流なことや昔からの習慣はまったくしないといいますと母親が昔していたのだから知っているはずだといいますが子供の時しているのを見ていたからといっても年頃に教えておかなければその意味もわからず、あえてチクリと一言言うとお父さんが教えてくれなかったとか母は言わなかったと平気で言います、50を超えれば教える側、書店で本を購入しなくてもインターネットで検索すれば常識以上のことは調べることができる時代、うす雲、醤油饅頭、醤油羊羹、松葉などのお菓子すぐ検索すれば途中下車してお土産を買ってきたことも推測もできます、相手の思い入れはそこでわかること後でびっくりしてわび状などをしたためないようにしましょう。

 最近の葛粉は馬鈴薯から作られているものもあるようですが吉野葛は高価ですからこれも致し方のないことかも、品質や風味、食感に違いがなければいいと思いますが、片栗粉とか、ワラビ湖、葛粉の品質にこだわるとまた問題が出てくるのではないでしょうか、