2010年10月11日月曜日


八千草尓 久佐奇乎宇恵弓 等伎其等尓 佐加牟波奈乎之 見都追思努波奈
八千草に 草木を植えて 時ごとに 咲かむ花をし 見つつ偲はな(大伴家持)
いろいろな種類の草木を植えて、季節ごとに咲く花を見て楽しみましょう

万葉集には日本古来の植物から外来種のものまでたくさんの花が詠われたいますが植物の名をあげずに詠まれている歌も多く、また、造語も結構あるようで大伴家持は表現するのにふさわしい言葉がなければ造ればよいと「秋風」という言葉を作っている、季語にこだわることのない和歌はいつ詠まれたのかと想像すると楽しい

季節を現すのが植物ですが八百屋や果物店をのぞくと旬のものが並びお菓子屋さんの前を通ると季節を感じさせる銘のものが目立つのが食欲の秋、この季節の代表である栗も製造工程で名前は変わる「小栗」「渋栗」「栗大福」「栗羊羹」「栗きんとん」また商品名も「ひらがな」「漢字」「ローマ字」と様々、これに写真やイラストが加わると無数といっていいほど種類は多くなる。これまでにいただいた栗のお菓子でこれはお土産にと思って物に栗を蒸しそれを粉にして和三盆を加えて型で固めた干菓子がありましたが季節限定のものとなると仙太郎の渋栗が手間暇がかかる商品であるが味はシンプルであるのに美味しかった。

栗名月、芋名月を楽しんだのが昔の日本人である、お菓子屋さんで芋のお菓子が並び始めるとそろそろ満月ですねと話すとハイと笑顔でうなずかれると季節ですねと言わずとも通じるものがある、洋菓子屋さんでは芋だ栗だと言っても店員さんはうなずいてくれないが旬をあつかうお菓子屋さんならうなずくだけでなく時には一口いかがですかとお茶も出てくる、こんな時は素直にいただくべき