妹が家の門田を見むとうち出来し 情もしるく照る月夜かも(8・1596大伴家持)
あなたの家の近くの田の具合を見たいといってきました。そのかいがあって、今夜はいい月夜ですね。
稲に関連のある言葉は田、穂、斎種などがある
稲の花は風媒花で昼に数時間開花して自家受粉をするので隣の田に異なる品種が植えてあっても交雑する可能性は低い、また、稲は多年草であるが日本では冬に枯れる、越年した場合は二年目以降収穫量が激減するといわれている。
稲は田植え後50~80日ほどで5割ほど穂がでる、収穫量は出穂期の天候に左右され天候不順になると受粉が進まず不作となる。
早稲はそろそろ稲刈りの時期であり生育の遅い品種はあとひと月ほどこの時期に台風の来襲や雹が降ると被害甚大、稲刈りが終わると秋祭り。
米は主食と言う方がほとんどであるが和菓子の材料である、餅や煎餅はもちろんのこと新粉は外郎や団子や柏餅に、餅粉は餅菓子に道明寺粉は桜餅やみぞれ羹、寒梅粉(みじん粉)は落雁にとその加工方法によって色々なお菓子に変化する。