忘れ草わが下紐に着けたれど 醜の醜草言にしありけり(4・727大伴家持)
中国では萱草のことを忘憂草と言い悲しみを忘れることができるとされている
家持も恋の憂さを忘れるからと「わすれぐさ」を下紐につけてみたがそれは名前だけであったいまいましい草だとぼやいているけれど恋忘れには効かないということを言いたいのだろう
蕾は蒸して乾燥した蕾は金針菜といわれ中華料理のスープなどに使用される
漢方では解熱効果があるとされ煎じて服用されるそうだ
若苗はゆでて酢味噌和えにもされる
七夕も過ぎ各地で祇園さんと称するお祭りが近づくと、蓮の花がポンと咲く頃となり、文に蓮始めて咲く頃いかかお過ごしでしょうかと便りをしたためたくなる時期です。