真田葛延ふ夏野の繁くかく恋ひば まことわが命常ならめやも(10・1985)
葛がうっそうと茂るように、これほど恋うていたら、本当に私の命はどうかなってしまうのではないでしょうか。
夏にどこまでも蔓を伸ばす葛の生長力に万葉の人は注目したのか、地上から木に巻きついて延びたつるからピンク色の花がさくともうすぐ秋である
この時期、葛饅頭、わらび餅、水まんじゅう等冷たい焙じ茶でいただきたい、上手に煮だして心をこめて冷やしてくださった焙じ茶をゆっくりと飲むとしばらくすると鼻孔に焙じ茶の何とも言えないいい香りがすると聞いたことがある。お菓子もお茶もパクリ、ゴックンではなく味を楽しむようにいただきたいものです。
葛の花は乾燥し保管しておき煎じて飲むと二日酔いに効果があるそうです