風に散る花橘を袖に受けて 君が跡と思ひつるかも(10・1966)
風に散る橘の花を袖に受け止めては、あなたの名残としお慕いしていますよ
古代には妙霊の果実と言われたのが橘の実、この時期は可憐な五弁の花が咲き緑の葉と良くあいきれいなものです。柑橘系のオイルはストレスの発散によいそうです、揮発するのも早く香りが周囲に伝わるのも早く、ミカンやオレンジの香りがするものを身に点けていると暗闇でも一瞬のうちに存在が知れることでしょう。
西本願寺の南西角近くの和菓子屋さんが夏ミカンの果汁をゼリーか寒天で固め夏限定で販売されていました。最近では各地で似たような商品が出ており目につけばお持たせとして買い求めることがありますが、以前、まだ珍しいころに家族に宅配便で送ったことがありますが無視され以後は珍しいものや高価なものは一度だけで二度三度と購入しないことにしています
美味しいものや珍しいものがどこにでもあるような貧弱な気持ちでいただくようではそのお菓子を考案された職人さんに失礼と思います。
水菓子類にぜりーを使われていますが私は寒天の舌触りと歯ごたえが和菓子にあうと思います。寒天は前日から水に浸しておく必要がありますが、家庭で使う場合は粉寒天がありますので30グラム程度買い置きしておけばなにかと重宝であると思います。