2010年7月27日火曜日

ヒオウギ


奴婆玉の夜のふけゆけば 久木生ふる 清き川原に千鳥しば鳴く(6・925山部赤人)


奴婆玉(ぬばたま)、ひおうぎの種子で黒髪、黒、夜、闇、今夜などの枕詞

静かな夜の川原で千鳥がしきりに鳴いている


ひおうぎの花は本来は橙色をしているが園芸種はピンク色である、

ひおうぎの根は射干、夜干といい鎮咳やきょ痰に効能があるとされ風邪のときにもちいられる


昨日は満月でしたがこの時期はまだまだ熱帯夜のためお月見を楽しむ気分ではないてしょう、秋になれば仲秋の名月、芋名月、栗名月などと称して楽しむのですが、食を楽しむ前に感謝のお供えをすることを忘れないようにしたいですね


 以前、堺の人に聞いたことがあるのですが暑いときには「くるみ餅」にかき氷をのせて食べると甘みがたまらないと言ってましたが夏の甘味いつか食べたいものです。