2010年8月9日月曜日
イワタバコ
山萵苣の白露しげみうらぶれて 心も深くわが恋止まず(11・2469柿本人麻呂)
やまぢさが白露でしとどにしおれるように、私も心の奥深くうちしおれて恋し続けることです。
やまぢさ、岩煙草ともエゴノキともいわれている、岩煙草は葉が煙草の葉に似ているところから呼ばれているが、煙草がアメリカ大陸からヨーロッパに煙草が伝わったのは15世紀で岩煙草と煙草は品種が全く異なる、タバコとはインディアンの言葉と言われていたが語源はアラビア語のtabaqで薬草という意味であるが愛煙家というかニコチン依存症の方に都合がいい言葉になりそうであるので非常に限られた症状をお持ちの方以外は薬と思っていただきたくない。
しかし、岩煙草の花はピンク系の紫色と白色とがあり小さく可憐な花で岩場に育つ山野草で日本の本州が生育の北限地とされている。
生薬名は苦苣苔(くきょだい)乾燥した葉や生の葉が健胃に有効とされている。
先日、新快速に乗っていたところ横に座られた男性の呼気から強い煙草の匂いが電車を待つ間に暑く汗をかかれたのか街頭で配られたものか団扇で煽ぎはじめ、煙草の匂いと汗の匂いがそして強烈な加齢臭がエアコンの送り出す風と団扇で煽がれた風で襲ってきた、5~10分窓とドアを閉じたまま走行する電車の中です暑さを我慢しなさいと言いませんがトリプルの悪臭は困りますよ煙草臭と汗の匂いあなたの責任でなんとかなります。
加齢臭の強いのは男性のみならず女性もですが締め切られた車内で香料の強いお化粧品をお使いの女性も汗と香料と加齢臭のトリプルパンチを周囲の方に与えていることをおわすれなく。
香料も多量になると嫌なものですが、少量の香りはさわやかであり穏やかでもある、この時期は夏ミカンの皮をむく際の柑橘油の香りいいですね、柚子湯をいただく際に湯船で皮をおさえると油が飛散し湯の表面にさっと広がり蒸発するこのときの香りはいいものである。
暖かくなるとお菓子屋さんのコーナーに柚子小丸なるものや花つぼみ、丸柚餅、柚衣といった果物類を加工したお菓子も出てくる。