玉掃刈り来鎌磨室の樹と 棗が本とかき掃かむため(16・3830長意吉麻呂)
たまはばきを刈り取ってきなさい、鎌麿よ。室の樹と棗の樹の下を掃除したいから。
玉掃(たまはばき)、キク科のコウヤボウキ
室の樹(むろのき)、ヒノキ科のネズ
棗、クロウメモドキ科、6月に淡黄色の小さな花を咲かせ8月中ごろ実がなり9月ごろに実が熟す、実は生のままでも食され祝いごとにももちいられる。利尿や鎮静効果があるそうだ。
今日、京都市役所の本庁舎の前を通ると白とピンクの百日紅の花がまだ咲いていました8割は薄い緑色の実になっていましたが開花の時期はもう少しで終わるようです。久しぶりに昔の知人とお茶をしました、知人に「長月の時雨・・・」と話すと知っているとのことで大変うれしく思いました歌の意味は別として知る人ぞ知る。この知人に梅やモモもいいけど棗も生で食べられるし乾燥させてお菓子に使えるよと伝えるのを忘れました。
栗名月、芋名月のころ栗やお芋のお菓子とともに棗も一緒に添えるといい