2010年8月24日火曜日

秋の七草


秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花((・1537山上憶良)
秋の野に咲いている花を、指折って、数えてゆくと、七種の花だ。

萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなえし また藤袴 朝顔が花(8・1538山上憶良)
萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、おみなえしに、また藤袴、朝顔の花。

 上の歌が問いで下の歌が答えである、七種の花とは秋の七草を指しているようであるがおそらく庭で子どもに花の名前を挙げながら指を折り数えて七種を詠っている。施頭歌という。
 上の歌は57577、下の歌は577577の形式で詠われている、
 和歌の形式には長歌、短歌、施頭歌、仏足石歌、片歌があり現在和歌といえば短歌の形式57577の31文字のものをいう、長歌は5757・・・577と57を3回以上繰り返し最後を7音で終了するものでほとんどが反歌を伴う
 仏足石歌は575777調で577577調を施頭歌と言う
 万葉集では施頭歌等が62あり35が柿本人麻呂の歌だそうで古今和歌集になるとまれな詠み方となり、後には57577の31文字が短歌であり和歌をさすようになったそうである。仏足石歌や旋頭歌の文字数のリズムは現在の作詞に通ずるものがある。